製品・活用Q&A

※「IVESに関するQ&A」は旧IVES(GD-611/612)を使用した際の事例です。

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貴重な、講義ありがとうございます。日頃職場でIVESを利用しており、とても勉強になりました。 生野先生の講義にて、IVES外部トリガーモード・外部アシストモードは下肢にはあまり使用しないとおっしゃっていましたが、重度片麻痺(Brs:Ⅰ〜Ⅱ)の患者様に起立動作などの対称性の運動にて、非麻痺側大腿四頭筋をトリガーに麻痺側大腿四頭筋を強化・賦活していくことはあまりスタンダードではないでしょうか。アドバイスいただければと思います。

その方法に限局したエビデンスは存じ上げませんが、理論上は全く問題なく、下肢におけるスイッチングFESのエビデンスの効果は報告されていますので、同等の効果が期待されるかと思います。当院では、重度の方にはティルトテーブル上での30~60°の範囲でスクワットに併用する方法を実施しています。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
セミナー:第9回(6/14~6/21)
整形疾患(腱板機能が低下している方など)に対し、運動再学習を促す目的でIVESを使用したケースなどがあれば知りたいです。

整形外科疾患では、軽度の末梢神経麻痺や術後の筋力強化などでバイオフィードバック(筋電+電気刺激)として使用されていますので、腱板機能が低下している方も適応可能と思われます。ただし、筋腱自体が損傷しているので、負荷設定には注意してください。

回答者:事務局
セミナー:第8回(5/17~5/24)
以前、腰椎椎間板ヘルニアや半月板の手術後に腓骨神経麻痺を発症した方に前脛骨筋へのIVESを利用したことがあるのですが、前脛骨筋への刺激が上手く入らず、足関節底屈や足部外反などの運動が生じました。健常な方で利用するとそのような現象は起こらなかったのですが、末梢神経障害の方への刺激は入りづらかったりするのでしょうか?もしよろしければご教授頂きたいです。よろしくお願い致します。

使用される方により神経筋の走行位置が異なることも原因の一つとして考えられます。また、IVESでは電気刺激のパルス幅の調整ができないため、末梢神経麻痺や筋萎縮が進行している場合では十分な収縮が得られない可能性があります。筋収縮が生じないので刺激強度を高くする場合が多く、その場合、刺激したい筋以外へも刺激が入ってしまっている可能性があります。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
セミナー:第6回(12/14~12/21)
脳卒中患者で主に足関節背屈に対して使いますが、他の大きい筋肉などにも使う場合もありますでしょうか?

大腿四頭筋や足関節底屈筋等にも使用できます。大腿四頭筋のような大きな筋を刺激する場合はオプションの角導子を使います。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
セミナー:第6回(12/14~12/21)
麻痺で重度麻痺(ステージⅡ程度)重度感覚鈍麻の方に歩行訓練中(長下肢装具)に前脛骨筋に刺激の効果はあるものなのでしょうか。

長下肢装具に併用した論文は見かけませんが、ロボットと併用した報告は散見されます(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4273065/,https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19165689/,https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21515871/)。前脛骨筋などの随意性改善や筋力強化のために歩行中に電気刺激を併用することは合理的であると考えられますが、重症度による効果の違いに関するエビデンスは不足しています。
IVESでは電気刺激のパルス幅の調整ができないため、筋萎縮が進行している場合には十分な収縮が得られない可能性があります。また、重度感覚鈍麻の場合、刺激強度を挙げていった際に、火傷等のリスクが高くなりますので、十分ご注意の上ご使用ください。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
セミナー:第6回(12/14~12/21)
末梢神経障害に対しての電気刺激治療はどうされていますか?

筋収縮がおこる場合はFEEやアシストモードを用いて運動を行っています。
脱神経の場合は電気刺激の効果は薄くなると思います。

回答者:ウェビナー講師:加藤先生
セミナー:第5回(2021/5/26)
三角筋前部繊維単独で行う場合と、棘上筋+三角筋のように刺激する場合はどのように使い分ければよいでしょうか?亜脱臼や、インナーマッスルが弱い方などは棘上筋も入れた方がいいでしょうか?

脱臼の有無で棘上筋への刺激を行っております。
先生のおっしゃる通りインナーマッスルが弱い場合は棘上筋も入れたほうが良いと思われます。

回答者:ウェビナー講師:加藤先生
セミナー:第5回(2021/5/26)
「第4回 手指装着型電極(FEE)の活用方法と効果(座学編)」にて亜脱臼改善症例が挙げられていましたが、改善持続期間はどの程度だったのか教えて頂ければ幸いです。文献では感覚レべルでは12週以降は効果が持続しないとの研究結果がありますが、いかがでしょうか。

経験上、回復期で開始した場合、入院期間中に0.5~1横指の改善がみられます。週1回の外来フォローアップで改善が維持できる方が多いです。
感覚レベルより筋収縮が生じたほうが改善しやすいと思います。当院では肩関節外転運動に併せてFEEによる刺激、その後、電気刺激装置の病棟貸し出しにより自主訓練として棘上筋への電気刺激を運動強度で行っています。刺激時間は1~2時間、出力・休止は1:1以上としています。

回答者:ウェビナー講師:加藤先生
セミナー:第5回(2021/5/26)
脳卒中の方だけでなく、腱断裂の方などの整形外科分野での使用は

運動器に関する電気刺激の報告は多数あります。TKAやTHA、肩関節術後、圧迫骨折など。

回答者:ウェビナー講師:加藤先生
セミナー:第4回(2021/3/17)
亜脱臼に対する FEEの活用方法

亜脱臼の場合は、基本的には棘上筋と三角筋の後部繊維に電気刺激を行います。患者様の亜脱臼の状態に応じて三角筋の前部繊維への刺激を行います。貼付電極を棘上筋上、FEEで三角筋を刺激します。

回答者:ウェビナー講師:加藤先生
セミナー:第4回(2021/3/17)
亜脱臼に対してFEEで棘上筋ー三角筋後部を刺激しています 刺激強度は筋収縮を感じる程度としています。 ヘルツや立ち上がり時間など 各パラメーターの詳しい設定方法などあればご教授いただければ幸いです。

周波数は30ー40ヘルツで骨頭がはまり込む程度の強さで刺激しております。立ち上がり時間は0秒で対象者の随意収縮に合わせて50ー100回程度の刺激をしています。対象者の電気に対する不快感等で立ち上がり、立下り時間を設定します。

回答者:ウェビナー講師:加藤先生
セミナー:第4回(2021/3/17)
坐骨神経麻痺で足関節背屈完全麻痺の患者さんには適応にはなりませんか。何かできることはないですか?

末梢神経障害が高度の場合はIVESのパラメータでは刺激困難となる場合があります。感覚入力による介入も報告がありますが、確立されたエビデンスはありません。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
IVESで運動器疾患の患者さんの筋機能改善例などはありますか? 術後や関節固定による筋機能の改善の効率化ができますか?

運動器に関するIVESの報告は少ないですが、電気刺激の報告は多数あります。TKAやTHA、肩関節術後、圧迫骨折、スポーツでは足趾の内在筋にIVESを実施した報告も英語論文で報告されています。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
骨折や末梢神経麻痺などで萎縮している筋肉に対して、パワーアシストモードは効果はありますか?

パワーアシストモードで筋収縮が入れば効果が期待できます。ノーマルモードでもよいと思います。筋力増強効果を狙いたければ、パワーアシストの方がよいと思います(随意運動との併用になるため)。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
整形外科疾患の肩関節障害に対して、電気刺激療法を使用されたことはありますか?

肩関節周囲炎の再教育に実施します。たとえば、肩甲上腕リズムが悪い方に対して、棘下筋にIVESを実施するなどです。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
視床痛に対してのIVESの効果はありますか?

中枢性疼痛に対する電気刺激療法のエビデンスはまだ不十分ですが、低周波(4Hz)、高周波(100Hz)での効果(TENS)が報告されています。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
脊髄損傷の不全麻痺に対する起立動作練習でのIVESの活用方法について教えてください。

課題難易度を調整するため、壁付けでセラピーボールを背中に挟んで持たれながらスクワットするなどが有用です。
脳卒中の方の起立練習と電気刺激療法(感覚閾値強度)を併用した報告もあります。Gait Posture. 2017 Mar 10;54:183-187. Effects of sit-to-stand training combined with transcutaneous electrical stimulation on spasticity, muscle strength and balance ability in patients with stroke: A randomized controlled study

回答者:ウェビナー講師:生野先生
麻痺後の長期不使用や上位運動ニューロン障害により軸索変性が生じ、閾値上昇が生じた場合もパルス幅を変える必要がありますでしょうか。SD曲線での運動神経の曲線の上方偏移のみか、それとも右方偏移も生じているのでしょうか。

かなり刺激強度を上げても収縮が入らない場合は、パルス幅を変えないと収縮しません。すなわちSD曲線が右上方へ偏移している状態です。この場合、IVESではパルス幅を上げることはできず、感覚入力での介入しか不可能となります。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
脳卒中上肢でどの回復段階で有効に使うことがよいのでしょうか?

重症度や病期によって目的、効果が異なります。図を参考にしてください。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
手指stageⅠ、Ⅱレベルの重度麻痺に効果的なIVESの使用方法について教えてください。

FEEやノーマルモードが適応になります。併用する運動療法は両側上肢運動や反復促通運動です。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
脳卒中後片麻痺の方に対し、生活期においても随意運動の機能向上(廃用性の筋萎縮予防は除く)となり得るかどうかについて教えてください。

慢性期脳卒中の患者さんでのNMESやEMGトリガーでの短期改善効果はシステマティックレビューで報告されています。
上肢:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30704366/
下肢:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29357280/
痙縮の軽減効果:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30326752/

回答者:ウェビナー講師:生野先生
失語症(指示理解が曖昧な方)に対して使用すると効果が薄れるのか?(脳卒中によるIVES対象者の方には、失語症を併発している方も多いと思いますが、文献の対象除外者項目で「指示理解がない方」をよく目にするため、疑問に思いました。)

併用する運動によると思います。指示理解が不十分でも、肩関節亜脱臼や筋萎縮予防など、他動的に実施できる筋力強化などは指示理解によらず実施可能です。またIVESは、随意運動に自然に併用できるので、指示理解無く、実施可能です。指示理解の無いものが研究上除外されるのは、評価が実施できない、規定通りのプログラムが遂行できない等の理由により、除外されます。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
パーキンソン病のすくみ足に対して電気刺激を使用した経験はありますでしょうか?

私はありませんが、電気刺激をcueとして使用している研究はあります。https://www.hindawi.com/journals/jhe/2018/4684925/

回答者:ウェビナー講師:生野先生
感覚鈍麻がある方には適応になりますか?どの程度の感覚障害であれば、IVESの対象となるのでしょうか?

・感覚障害に対する使用方法については、ノーマルモードを用いた介入方法でいくつか先行研究に準じた方法が可能です。こちらの文献にまとめてありますので、ご参照ください。(https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1551106753
・感覚脱失であっても注意深く実施すれば可能です。感覚障害の場合、強度設定が困難のため禁忌とされますが、同部位反対側の非麻痺側で耐えうる最大強度内で実施すれば理論上、問題ありません。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
脱失の方はどのように最低出力の設定をすればよいですか?

運動閾値以下です。運動閾値の70~80%が目安です。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
感覚障害に対する使用方法について教えてください。

ノーマルモードを用いた介入方法でいくつか先行研究に準じた方法が可能です。こちらの文献にまとめてありますので、ご参照ください。(https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1551106753

回答者:ウェビナー講師:生野先生
感覚障害の改善も図れますか?電気刺激療法は末梢神経から中枢に対して刺激を加えることで、一次体性感覚野の興奮性を向上させる促通的な目的でも使われるとお聞きしたのですが、感覚障害がある患者さんにも促通的な意味合いの効果が見込めるのでしょうか?

ノーマルモードを用いた介入方法でいくつか先行研究に準じた方法が可能です。こちらの文献にまとめてありますので、ご参照ください。(https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1551106753

回答者:ウェビナー講師:生野先生
深部感覚障害へのIVESのエビデンスはどうなのでしょうか?また、改善の可能性はありますか?

深部感覚に関するエビデンスは少ないです。ノーマルモードを用いた介入方法でいくつか先行研究に準じた方法が可能です。こちらの文献にまとめてありますので、ご参照ください。(https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1551106753

回答者:ウェビナー講師:生野先生
反復的に単関節運動している際の動かしている部分の感覚や電気に対しての感覚など、特に、感覚がわかりにくいと言われる方に対してどう説明すればよいのかが難しいです。

感覚が分かりにくいということは感覚障害がかなり強いことを示しています。これは電気刺激の有無に関わらず、感覚障害の問題(もしくは失認などの評価も必要)と思われます。電気刺激は感覚神経を刺激するので感覚入力が入ります。電気刺激で生じる筋収縮と随意運動で生じる運動には感覚の解離があります(脳イメージング研究より)。電気刺激を実施する際は随意運動と同期させて実施するとより生理的運動に近い状態で促通できます。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
感覚障害がある患者さんでも使用可能と思うのですが、実施する際に注意する点はありますか?

感覚障害が非常に重度で、脱失レベルの場合は強い強度で実施した場合にも疼痛が生じず、著明な発赤や熱傷を生じるリスクがありますので注意が必要です。対側の非麻痺側の同部位で確認後に実施すれば理論上は問題ないと思いますが、状態を見ながら強度を調整していただけるとよいと思います。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
末梢神経障害、ギランバレー症候群、多発性硬化症などの患者さんでも訓練効果はありますか?

末梢神経障害に対しては急性期であれば筋萎縮や損傷遠位部の軸索変性を防ぐことが重要です。慢性期であっても、筋収縮や感覚入力によって末梢、中枢の筋力増強効果は理論上、期待できます。近年、末梢神経の軸索再生のための電気刺激の研究が進んでいます(Collinsらのグループ)。ギランバレーの場合は筋収縮が入らない場合があり、感覚入力での促通となります。多発性硬化症は脳卒中並みにエビデンスが出ています。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
脳卒中片麻痺者でノーマルモードにて筋収縮を惹起できない症例がいますが、その場合は脱神経筋となっているのか、電極等の設定が不十分なのか教えてください。

電極の貼付が適切で、同部位の非麻痺側でも筋収縮が入らないとなると何らかの末梢神経障害の可能性が高いです。たとえば、ICU-AWや低栄養による高度の廃用などの病態が考えられます。時々、ベッドや車いすによる圧迫で橈骨神経麻痺や腓骨神経麻痺が生じていることもあります。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
IVESでは脱神経筋の筋収縮を惹起しにくいとの事でしたが、脱神経筋の収縮を促す場合はどのような電気刺激装置を使えばよいでしょうか?

オージー技研さんの機器であればCT-7という製品があります。パルス幅を自在に調整できます。リスクが高いので単収縮(10Hz以下)から治療を開始します。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
筋が萎縮し、脱髄している可能性のある筋に対して、刺激を利用しても筋収縮が起こらない状態で、疼痛閾値以下で刺激を利用し反復促通を行う中で、筋収縮が得られるようになることがありますが、そのような経験はありますか?

感覚入力で反復することに意味はある(中枢性運動単位の増大)とは思います。実際、我々もそのような経験を多々しています。しかし、エビデンスは少ないです。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
末梢神経障害への効能は期待できないのでしょうか?

急性期からの20Hzの運動閾値レベルの筋収縮が神経再生によいという報告が、近年なされていますが、まだ、エビデンスレベルは低いです。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
末梢神経障害を対象にする場合の治療モードは何が一番効果的でしょうか?

筋電を検出できる場合はパワーアシストモードやトリガーモード、検出できない場合はノーマルモードを使います。電気刺激で筋収縮が生じない場合はパルス幅が変更できる機器を使います。

回答者:ウェビナー講師:生野先生事務局
肩関節への介入方法について教えてください。

亜脱臼に対する電気刺激ではガイドラインでも推奨されています。急性期から長時間介入に効果が高いとされています。
 <推奨パラメータ>
  ・周波数:10-36Hz
  ・パルス時間:200-250μs
  ・時間:60分以上(可能であれば)
  ・オンオフ:「1:1」⇒「1:5」へ
  ・頻度:週3-7回
  ・期間:4-8週

回答者:ウェビナー講師:生野先生
肩関節亜脱臼に対して、中部線維でなく後部線維を刺激するのでしょうか?

先行研究に準じています(Linnら)。亜脱臼の原因は後部線維だけではありませんので、対象者の問題点に合わせて刺激部位は変更可能です。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
亜脱臼に対して使用する場合、on:offの比率はどのように設定すればよろしいでしょうか?

1:3~5から始めて最終的には1:1にしていきます。対象者の疲労度に合わせて漸増させていきます。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
亜脱臼の改善のために、腋窩神経に電気刺激を使用する方法はあるのでしょうか?

埋込み電極の報告はあります。表在の場合は腋窩神経というより、肩甲上神経(棘上筋)が一般的です。三角筋はモーターポイントで刺激します。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
肩関節亜脱臼の予防として、三角筋や棘上筋に対してノーマルモードを実施しても効果はありますか?

ノーマルモードでの電気刺激は標準的な方法になります。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
肩関節亜脱臼で他動運動痛がある場合は電気刺激はどのようにするとよいでしょうか?

安静下垂位で刺激するのが一般的です。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
肩関節亜脱臼の患者さんへの電気刺激の効果について(予後など)教えてください。StageⅠレベルの上肢麻痺でも効果(除痛や固定性の向上など)は期待できますか?

肩関節亜脱臼の予防としては、三角筋や棘上筋に対してノーマルモードを実施することが標準的な方法になります。明確な予後は症例によってさまざまです。即時効果は報告されていますが、持ち越し効果に関する効果は少ないと報告されています。近年のシステマティックレビューでは急性期に用いることで亜脱臼の有意な改善が報告されています。痛みに関しては効果がないとされています。(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28343442/

回答者:ウェビナー講師:生野先生
肩関節亜脱臼に有効な電極の位置と運動について教えてください。三角筋前部と後部繊維どちらがよいですか?

電極は棘上筋と三角筋後部線維に貼付します。

回答者:ウェビナー講師:生野先生 事務局
手指や手関節の痙性が強い症例では、どの治療モードを実施するのがよいでしょうか?

屈筋群であれば、背屈筋群に長時間、ノーマルモードで実施する方がよいです。最大収縮で背屈筋群(拮抗筋での相反抑制)の強化も合わせて実施します。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
下腿三頭筋(尖足)の痙縮を抑制するのに前脛骨筋に使用することもありますか?

下腿三頭筋の痙縮を抑制する場合、前脛骨筋や総腓骨神経に電気刺激を実施することが一般的です。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
痙縮抑制を目的に拮抗筋間抑制を促す際の刺激方法ですが、収縮・弛緩を促す方がいいのか、持続収縮を促す方がいいのかどちらがいいのでしょうか?

刺激強度によっても変わってきます。運動閾値上で刺激する場合は疲労を惹起する場合もあるのでオン・オフ時間を設定します。感覚閾値であれば疲労の問題はないので持続刺激でもよいかと思います。「エビデンスから身につける物理療法」という書籍にまとめられています。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
動作中に上肢屈曲パターンを呈している方への電気刺激療法のポイント(パターンの抑制を目的としたもの。)を教えてください。

上肢の屈筋痙縮に対しては相反抑制による痙縮軽減を目的に上腕三頭筋に電気刺激をする方法が一般的です。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
ストレッチングや痙縮抑制の目的で使用する際はどのように使用するのでしょうか?

ストレッチングと痙縮抑制は、併用治療する際に電気刺激を用います。たとえば、起立台やティルトテーブルで下腿三等筋をストレッチしながら、総腓骨神経-前脛骨筋(痙縮筋の拮抗筋)に感覚閾値レベルの電気刺激を行います。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
痙性が強く連合反応がでてしまって内反尖足が出やすい症例の場合は総腓骨神経にパワーアシストで行った方がよいのでしょうか?

痙縮が強い症例であれば、まずは痙縮抑制を目的に電気刺激を行ったり、装具と併用することがよいと思われます。パワーアシストモードを用いても、背屈が困難であれば、尖足を防ぐことは困難であると思われます。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
痙性筋への介入の場合、拮抗筋への刺激か当該筋への刺激どちらが有効でしょうか。また、当該筋の場合の設定の参考値などあれば教えて頂きたいです。

研究では両方の介入が報告されています。拮抗筋への介入は相反抑制を、当該筋へはⅠb抑制やレンショウ抑制によるメカニズムが考えられています。いくつかの報告で拮抗筋への刺激の方が痙縮抑制効果が高いと報告されていますが、明確にはなっていません。
https://www.ijphy.org/index.php/journal/article/view/411
臨床的にはまずは拮抗筋へ、その後当該筋で実施前後で評価していただき、どちらが有効か検証していただくとよいかと思います。

回答者:ウェビナー講師:生野先生
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